KM#395.1
SCBC#3208
発行枚数:不明
0.917Gold
約8.89g
※裏面の月桂樹の葉が15枚のタイプ
イギリス 1651 コモンウェルス ユナイト金貨 PCGS MS62 最高鑑定品 のご紹介です。
イギリスの17世紀は革命の時代でした。
チャールズ1世は、議会を軽視して王権神授説をとなえました。議会と対立したチャールズ1世は清教徒革命により処刑され、1649年からオリバー・クロムウェルが共和制を開始します。
この清教徒革命によって成立した1649年〜1660年の共和政時代をコモンウェルスと呼んでいます。
表:XX=20シリングを表す(X=10シリング)、イングランド紋章(セント・ジョージ・クロス)とアイルランドの紋章(ハープ)
裏:月桂樹に囲まれたイングランド紋章(セント・ジョージ・クロス)、上部にミントマークの太陽
※月桂樹の葉は15枚のタイプ
PCGS社の鑑定画面もご覧ください。
現時点でPCGS社の最高鑑定品になります。
正統王家ではない政権を意味するこの金貨は、1660年にチャールズ2世が王政復古した後、使用も所有も禁じられ、共和政時代の排斥すべき貨幣として取締り対象となりました。その後、そのほとんどが回収され溶解されています。
しかしながら、反王政組織もわずかに残存しており、ユナイト金貨は、クロムウェル支持を密かに示す「秘密証」として用いられたと言われています。
現存するユナイト金貨は、17世紀の革命時代の中、このような経緯を辿って、秘かに隠され、わずかながら保管されて受け継がれてきたものかも知れません。
際立った人気と稀少性により価値あるイギリスの金貨、美しい輝きとロマンあふれる歴史をこの機会にぜひその手でお確かめください。