↑レーゲンスブルクの紋章「交差した聖ペテロの鍵」(イエスがペテロに授けた天国の鍵)
KM#450
発行枚数:不明
ドイツ レーゲンスブルク 1787年 ターラー 銀貨 NGC MS63 セデ・ヴァカンテ のご紹介です。
表:中央に神聖ローマ帝国の自由都市レーゲンスブルクの紋章、「交差した聖ペテロの鍵」のモチーフ、小舟に乗っている聖ペテロ、その周囲を自由都市の紋章を表す15の楯が取り囲んでいる。
裏:ラテン語の碑文「REGNANS/ CAPITVLVM/ ECCLESIAE/ CATHEDRALIS / RATISBONENSIS / SEDE VACANTE / MDCCLXXXVII」(判決/教会/大聖堂/大司教/大空位時代/1787年 などを意味する)
レーゲンスブルクは神聖ローマ帝国時代に自由都市、水上運輸の重要な要所として栄えました。
セデ・ヴァカンテ(SEDE VACANTE)とは、使徒座空位(しとざくうい)と言い、教皇が死亡、あるいは退位したことによりその地位が不在であることを表します。
「交差した聖ペテロの鍵」のモチーフは、イエスがペテロに授けた天国の鍵と言われています。
後の解釈でもう一つの鍵は地獄の鍵とも言われ、ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂の宗教画『聖ペテロへの天国の鍵の授与』にそのシーンが描かれています。
NGC社の鑑定画像もご覧ください。
美しい盾の紋章に囲まれた重厚で目を引くデザインが大変印象的な稀少なコインです。
この機会にぜひご検討くださいませ。